水温と釣果



水温と釣果の関係は季節を通じての経験で分かってくるものですが、データを改めてみてみるとよく分かります。下に水温による釣果をヒストグラムで表示しています。




  • 横軸に水温をとっています。これは釣行の朝一にボートローンチの場所から20mくらい沖に出たところ、と自分なりに決めた定点観測です。水深が5mある場所の水面から70cm下の位置になります。データの区切りはEXCELの分析ツールで自動的に計算させましたので、端数のついた温度で区切られています。データは3年間の集計です。
  • これをみると、例えば朝一の水温が28℃を超えるような猛暑の時には3年間を通じて10匹しか、また11℃以下でもせいぜい10数匹しか釣れていないことがおわかりでしょう。
  • おおざっぱに言えば、適正水温は18〜25,26℃辺りと言うことは如実に分かり、これは教科書通りですね。前のページで春と秋が数釣りといったことと当然ながら一致します。あえてこのグラフから言えば23℃辺りがベスト水温といえそうですが、いかがなものでしょうね。
  • ただし、測定深度は70cm。このダム湖の場合水深2mくらいの辺りから水温が2〜3℃急激に下がっていることが多いことを考えると、バスは20℃前後で活性があがり補食活動が盛んになると見えますね。
  • そしてそうすると、18〜19.7℃のところに1本だけある妙なピークはひょっとしたら水深1〜2mより浅いところで釣った釣果のピークなのかもしれません。あくまでも仮説です。